商品について
納豆ができるまで
パック詰め以外はすべてが手作業。毎日職人の手で、心を込めて丁寧に作っている当店の納豆。
こちらでは、そんな当店の納豆作りをご覧に入れましょう。
製造工程
1.大豆の洗浄
大豆を一袋づつ桶にあけ、手作業で洗っていきます。大豆を傷つけず、汚れを落とす絶妙な手加減は、職人が先代から目で盗み、長年の経験で得た勘所。
一袋30キロもある大豆を洗うのは、全身の力を使う大仕事。職人は皆腰を痛めていきます。
2.大豆を浸ける
洗った豆を水に漬け、水分を吸収させることで熱の通りを良くし、固さを均一に仕上げます。
使用しているのは豆の旨味を引き出す企業秘密の水。漬ける時間は、その日の気温や湿度を読んだ職人の勘所で変わります。
3.炊き上げ
時間をかけてじっくりじっくり窯をあたためていき、低い圧力でふっくら炊き上げるのが新田商店流。高圧力、短時間で炊き上げる一般的な納豆に比べると、とんでもない時間をかけて炊いています。
4.納豆菌をかける
お湯を張ったバケツに納豆菌を入れて広げ、蒸した豆にムラなくかけていきます。
使用しているのは、「宮城野納豆菌」。業界でも人気の高い、日本三大納豆菌のひとつです。
5.容器詰め
経木納豆の場合は、経木を折り、皮膜を挟んで納豆を詰めていきます。
経木には個性があり、機械化できないため、職人たちがひとつひとつ手作業で詰めているのです。
パックの場合は、機械に納豆をセットしてパックに詰めていきます。
当社では、同時進行できるほどの人手がないため、経木詰めの後にパック詰に移ります。
6.発酵
豆を室(ムロ)と呼ばれる発酵室に入れて発酵させます。発酵すると室内の温度が上がるため、最適な40℃前後を保てるように自動でファンが回ります。発酵時間は18時間。お客様の手元に届く頃に食べごろになる、ちょうどいい発酵時間です。
7.冷却
10℃以下の冷却室で丸1日冷却し、納豆菌を休ませます。納豆菌が発酵しすぎて食べごろがすぎないように、発酵を止める大切な工程です。
8.出荷
冷却した納豆を手作業でパッケージング・箱詰めし、その日の夕方に入った注文の数だけ翌朝に出荷、納品します。発送から10日前後が、美味しくお召し上がりいただける期限になります。